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注文住宅を建てる年齢はいつがベスト? 実例から考えてみました。

マイホーム 注文住宅の基礎知識
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家を建てる年齢っていつがベストなのでしょうか?

ベストなんてものはないのかもしれませんが、固定資産税担当として、多くの家庭を見てきた経験上からいくつか考察してみました。

子どもが小学校に進学する前

固定資産税担当者として700軒以上の家を見て来た私ですが、注文住宅を建てた家主で一番多かった世代は30歳前後で小学校に通う前の子どもがいる世代でした。

理由として一番に考えられるのは、子どもを転校させたくないという親心でしょう。

私立の小学校に通うなら別ですが、公立小学校に進学するなら通常住んでいる住所で通う小学校が決まります。
(注:一応、指定校変更制度という理由があれば別地域の小学校に通える制度もありますが、ここでは一般論として記しています。)

転校すると友だちを一から作るのも大変ですし、勉強で遅れが出ることも考えられます。

となると、小学一年生になる前に注文住宅を手に入れて落ち着いてあげたくなるのが親心というものです。

もうひとつの理由として考えられるのは、住宅ローンの返済計画です。

普通のサラリーマンなら現在60歳で定年するのが普通です。

最近は再雇用制度で65歳まで働けるようですが、一定の収入があるうちにローンを返済したいですよね?

いくら借りるかは土地の値段や収入によるでしょうが、30年ローンとか35年ローンという言葉をよく聞くように30年くらいローンを借りるのが一般的です。

となると、逆算すると30歳くらいには家を建てなければ……と考えるのが普通です。

20代のうちに稼いだお金を頭金に30歳前半に30年ローンでマイホームを……という家族をたくさん見かけました。

もちろん、最近は晩婚化も進んでいますし、出産年齢も昔より上がっています。

40代で小学校入学前の子どもがいる方もたくさんいました。

こういう方は頭金を増やして、ローン期間を短くしているようでしたね。

なお、一般的にローンの頭金は全体の10%程度が目安とされています。

3000万の家を建てるなら300万くらいの頭金は用意したいところです。

親の定年を機に二世帯住宅

もうひとつよく見かけたのが、親の定年を機に二世帯住宅を建てるというパターンです。

親の退職金の一部を頭金にして、子世代がローンを組むというパターンですね。

この場合も、孫は小学校入学前という感じの家庭がたくさんありました。

広い敷地を持っている家庭だと、敷地内に子世代がもう一軒建てるというパターンもありました。

いずれにせよ、親の持っている土地を使えるので、土地代がかからず建物の方にお金をかけられるメリットがあります。

親世代から見ると、将来の介護問題の心配が減りますし、子世代から見ると孫の面倒を見てもらえるので、保育問題の心配が減ります。

夫か妻、どちらの親と同居するかでどちらかが気をつかうことになるかもしれませんが、メリットも多いです。

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まとめ 10年後、20年後を見据えた建設プランを

子ども部屋の壁紙にかわいらしい絵柄が使われている新築住宅を見たことがあります。

幼い子どもさんは気に入っている様子でしたが、10年ぐらいしたらどうなるのかなと思いました。

小学1年生も10年経てば高校生です。

そのとき、かわいらしい壁紙は友だちを呼ぶのにちょっと恥ずかしいものになっているのではないかと……

もちろん、数年後壁紙を貼り替えるつもりで選んでいるなら全く問題ないですが、その頃にはいろいろと教育費もかかる時期なのではないですかね。

リビング階段も子どもが反抗期に入って来ると気まずいものになるかもしれません。

二階にトイレがないと足腰が弱ったときに一階まで降りるのが辛くなるかもしれません。

家は一生モノの買い物です。

今の時代、どんな未来が待っているかを想像するのは難しいかもしれませんが、どうか先々を考えた建設プランを立てて、後悔のない家を手に入れてください。