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注文住宅を建てるまでの流れ……まずは何から始める?

ハウスメーカー相談 注文住宅の基礎知識
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そもそも、家を建てようと考えたとして、まず何から始めるべきなのでしょうか?

実体験を含めて説明します。

まずは住みたい場所を考える。

分譲土地

最初に考えるべきことは、どこに自分は住みたいのかを考えることです。

・実家に近いところ?
・職場に近いところ?
・駅に近いところ?
・子どもの学校に近いところ?

大体、考えられるのはこんなところですが、それによって予算も変わって来ます。

実家の敷地内に離れ屋を建てるなら土地代は必要ありません。

その分、住宅にお金がかけられるでしょう。

駅に近いところなど、便利な場所だと土地代が高いですし、そもそも土地が余っていないかもしれません。

となると、中古住宅を買ってリフォームするなんて選択肢も考えられます。

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イメージを作り、予算を検討する

住宅イメージ

おおまかに住みたい場所が決まったら、今度はどんな住宅を建てたいのか考えてみましょう。

・木造の住宅か、軽量鉄骨の住宅か?
・洋風の住宅か、和風の住宅か?
・面積はどれくらい?
・どんな設備を付けたい?

日本の風土にあった木造住宅にするか、それとも軽量鉄骨の住宅にして家の中全体に空調設備をつけるような設備を充実させる家にするか……

木造住宅の場合、一般的によく見かける木造モルタル式の住宅にするか、それとも材料にこだわって和風旅館のような純和風の家にするか……

ログハウスなんて選択肢もあります。

木造でもローコスト住宅と無垢の木を使った住宅では全然予算が違います。

家族の人数次第では何部屋用意するかという問題が発生します。

トイレは2か所作るべきかなんて話も出てきます。

となると、それによって、床面積がどれくらい必要なのかという話にもなります。

大きな家になると、それなりの予算が必要となってきます。

自分がいくらまでお金を借りられるのかという検討も必要です。

ローンなしで住宅を建てられる方などなかなかいないでしょうし。

今はネットという便利なものがありますから、自分の年収を入力するといくらまで借りられるか、何年で返済となるかなど各種サイトでシミュレーションできます。

ひとりでは目標額に届かなくても、夫婦ふたりで合算すれば目標額に達することもありますから、色々と考えてみましょう。

ハウスメーカー、不動産業者に連絡をする。

目的の土地とイメージと予算が固まったら、いよいよ業者に連絡です。

このとき、ハウスメーカーに連絡するか、狙っている土地を持っている不動産業者に連絡を入れるかは考え方が分かれるところです。

建てたい住宅が特殊な工法であるならハウスメーカーということになるでしょう。

ハウスメーカーは土地探しも手伝ってくれますし、住宅にこだわりがあるならハウスメーカーに連絡しましょう。

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ハウスメーカーの比較は難しいですが、モデルハウスや住宅展示場を見に行くのもひとつの手段です。

ただし、住宅展示場の建物は豪華設備なので、あまり参考にならないかもしれません。

同じメーカーで建てた知り合いがいるなら、その人の住宅を見に行くのが個人的にはベストだと思います。

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一方、このあたりの土地がほしいと決まっているけども、特に住宅に対してこだわりがないなら、不動産業者に連絡してみるのもいいでしょう。

いくつか候補地を紹介してくれます。

ただし、そもそも土地の権利を持っているのはその不動産業者に限りません。

不動産業者は紹介できる土地が決まっているだけで、所有者は別ということが多いです。

また、不動産業者は土地だけを扱っているわけではなく、工務店を兼ねていることも多々あります。

ちなみに「建築条件付き土地」というものがあります。

条件があるぶん安いのですが、そのメーカーなり不動産業者(工務店)で家を建てなければならないというルールがあります。

こだわりがないなら結構ですが、ご注意ください。

実体験から言うと、私の場合、大体住みたい地域が決まっていたものの、建物にこだわりがありませんでした。

なので、地域の不動産業者(工務店)5社くらいにメールを送り、アポを取りました。

2005年頃のことですが、当時はスマホなんてものがなかったのでネットのホームページからメールを入れました。

そのうち3社から返信があったのでアポを取り、訪問して物件を紹介してもらいました。

土地を何か所かと、「中古住宅で掘り出し物ですよ」というバブル期に建った住宅を紹介してもらいました。

ちなみに不動産業者のテクニックなのか、最初は結構とんでもない土地を紹介し、徐々にまともな場所の土地を紹介していく手法を取られました。

とんでもない土地というのは入口がすごく狭い土地とか、傾斜地にある土地とか、幹線道路の近くにある騒音に悩まされる土地とかですね。

単に在庫処分をしたいだけなのか、ひどいところから見せて徐々に錯覚させたいと考えているのかはわかりませんが気をつけてください。

間取り、見積プランなどを検討する。

ハウスメーカー相談

住宅を建てる場所が決まったなら、業者と間取りや予算の目安について話し合い、見積を出してもらうことになります。

概算見積書や簡単な間取りプラン、資金計画書などを見ることになるでしょう。

このとき、建築業者を1社に絞っているなら1社だけが相手となりますが、土地だけをとりあえず決めて、建築業者を決めていないなら複数業者から見積を取ることが可能です。

土地を購入した際にお世話になった業者に頼みたくなるのが、人情ではありますが、複数業者に見積を取る方が競争原理が働いて、値段が安くなる可能性は高いです。

ただし、単純に安ければいいというものではなく、アフターサービスや保証面がしっかりしているかなどの見極めが必要です。

建築後に不備があると修理してもらうこともありますし、シロアリ駆除の保証が何年かなどメーカーによって違いがあります。

各メーカーによって得意分野も違うので、どれを重視するかも問題となります。

このとき間取りや設備、材質には徹底的にこだわることをおすすめします。

あとでイメージと違ったなんてことになるとトラブルの元になりますからね。

この段階で色々と夢が膨らむことになるわけですが、複数業者を訪問して話し合いをするのは結構大変です。

以下のサービスを利用すれば、複数業者を何度も訪問する手間が省けて便利ですのでご検討ください。

業者決定。プラン詳細と見積依頼

依頼する建築会社が決まったなら、プランの詳細を相談し、見積依頼を進めることになります。

間取りはもちろんですが、どのような設備を付けるか、外壁の色はどうするか、壁や天井のクロスの色や柄は……といった細かいところまで決めることになります。

この作業はかなり時間を取ることになります。

家族と一緒に壁紙の色ひとつ決めるだけで長時間相談する必要があります。

最近はある程度、オンラインで相談などで相談できるようですが、基本的には何度も建築会社に足を運ぶことになります。

近くの建築会社だといいのですが、遠くだと毎週のように通うだけでもかなり疲れます。

それでも、このとき努力することで理想の家づくりに近づくわけですからがんばってください。

金額が確定すると、業者の担当者がローンのプランを作ってくれます。

建築会社によっては金融機関でローンの仮審査をする場合もあります。

どこの金融機関でお金を借りるかは自由ですが、業者が金融機関を勧めてくることが多いです。

業者と提携している金融機関はなんらかの特別なプラン(特別な金利など)を用意してくれていることもあります。

しかし、即決せずに一度他の金融機関のローンプランを確認することをおすすめします。

工事請負契約とローン審査

金額が確定すると、建築会社と工事請負契約を結ぶことになります。

このとき、手付金(建築費の10%程度)が必要なこともあります。

契約内容は色々と細かく書かれていて頭が混乱するかもしれませんが、一番重要なのはなんらかの追加料金が取られることがないか確認することです。

家を建てる際には様々なお金が出ていきますので、どういうことのために必要なお金なのかじっくり確認してください。

どういう建物を建てるのかが決まると、建築会社は建築確認申請というものを市町村や民間評価機関に行います。

このとき、建ぺい率やら市町村の景観条例に違反しているなんてことがあると、なんらかのプラン変更をする必要があり、手数料を取られる可能性があります。

何かの指摘があり、窓の大きさひとつを変えることになっただけでも再審査なんてことがあります。

審査が混み合っている時期だと時間がかかり、当初の完成予定に間に合わないなんて事態が起こることも。

ほとんどの建築会社は法律を理解しているので、あまりあることではありませんが……

なお、建築許可が下りたらローンの本審査を受け、金融機関と契約することになります。

実体験としては工務店の担当者がローンの計算を間違えていて、銀行に再度足を運ぶことになり苦心したことがあります。

着工から完成、引き渡しまで

契約を結び、ローンの審査まで完了すると、いよいよ着工となります。

地鎮祭(するかしないか自由です)が行なわれ、工事が始まります。

この際、騒音で迷惑をかけるご近所にあいさつが必要ですが、今の時代は建築会社の担当者がしてくれることが多いですね。

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建築中は一生に一度あるかないかの経験ですから、建築現場に何度か足を運ばれることをおすすめします。

業者さんに差し入れなど持っていくと喜ばれます。

すべてが終わり、関係機関による検査が終われば、いよいよ引き渡しとなります。

引き渡し前に家中を確認するよう建築会社から指示されます。

すみずみまで確認して、傷やヒビ、設備がちゃんと動くかなど確認しましょう。

少しでも気になるところがあれば、遠慮なく伝えましょう。

ここまで終われば、あとは引っ越しということになります。

カーテンや家具、電化製品については用意されていますか?

あらかじめ設置しておいてもらうと楽ですよ。

まとめ・いくつか大変なポイントがあります。

住宅を建てるとなると、ワクワクするイメージもありますが、実際は地道な作業や細かい決め事が多く、かなり大変です。

ほとんどの方が仕事を持っていて、休みの日に建築会社を訪問することになるかと思われますが、途中からかなり疲れて来ます。

そんなときは友人宅やモデルハウスを見るなどしてモチベーションを高めるのが良いかもしれません。

しかし、今は便利なサービスがあり、いくつかの事項を伝えれば、複数の業者が間取りプランやローンプランを無料で作ってくれます。

土地探しさえもしてもらえます。

何度も建築会社に足を運ぶ必要もありません。

便利な以下のサービスをぜひご利用ください。


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