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住宅を共有名義にするメリット・デメリットとは?夫婦で持つのは得か損か?

迷う女性 注文住宅の基礎知識
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住宅を購入するとき、「夫婦で共有名義にするべきか?」と悩む人は多いです。

✔ 2人でローンを組めば、借入額を増やせる?
✔ 名義を分けたら税金や相続はどうなる?
✔ 後々トラブルになる可能性は?

本記事では、住宅を共有名義にするメリット・デメリットを詳しく解説します!

1. 住宅の共有名義とは?

「住宅の共有名義」とは、1つの住宅を複数人で所有することを指します。

✅ 共有名義にするケース
• 夫婦で住宅ローンを組む場合(収入合算やペアローン)
• 親子で共同購入する場合
• 兄弟姉妹で資金を出し合って購入する場合

名義の持ち分は、出資割合に応じて決めます。
例えば、夫婦で夫が70%、妻が30%出資した場合、持ち分も70:30になります。

2. 住宅を共有名義にするメリット

① 住宅ローンの借入可能額が増える

夫婦で収入を合算してローンを組むことで、単独よりも借入額を増やせるメリットがあります。

例:夫の年収400万円+妻の年収300万円 → 700万円の収入として審査可能

→ 希望の住宅が買いやすくなる!

② 住宅ローン控除を2人分受けられる

共有名義にして2人でローンを組むと、それぞれ住宅ローン控除が適用されます。

✅ 住宅ローン控除の基本
• 控除額:ローン借入残高の0.7%が所得税・住民税から控除
• 2024年以降、新築の場合最大2,800万円(夫婦で最大5,600万円)まで控除対象

例:夫婦それぞれがローンを組んでいれば、2人分の控除が適用!

→ 節税効果が大きくなる!

※1年目のみ確定申告が必要です。

③ 夫婦で公平な権利を持てる

✔ どちらか一方の単独名義にすると、もう一方に所有権がない
✔ 離婚や相続時のトラブル防止にもなる

→ 共有名義なら、お互いの権利が明確になり、公平感がある!

3. 住宅を共有名義にするデメリット

① 住宅を売るときにトラブルになりやすい

共有名義だと、売却時に全員の合意が必要になります。

はじめは当然仲が良い夫婦でも、数年経てばどうなるかはわかりません。

✅ よくあるトラブル例
• 夫が「家を売りたい」と思っても、妻が「売りたくない」と拒否する。
• 共有者の1人が亡くなり、相続人が増えて売却が難しくなる→売却には通常相続人の承認が必要。

→ 将来的に柔軟な対応ができなくなる可能性あり!

② 住宅ローンの返済にリスクがある

✔ 共有名義のローン(ペアローン)の場合、どちらかが払えなくなると負担が増す。
✔ 収入が減った場合、相手の負担が一気に増えるリスクあり。

→ 片方の収入が不安定な場合は要注意!

③ 住宅ローン控除を受けられないケースがある

住宅ローン控除は「ローンを組んだ人」だけが対象です。

例えば…
• 夫が単独でローンを組み、妻が頭金を出した場合 → 妻は住宅ローン控除を受けられない!

→ 共有名義にしても、住宅ローン控除を受けるには「2人ともローンを組む」必要がある!

④ 相続時に揉める可能性がある

✔ 夫が亡くなった後、妻と子どもが相続トラブルになるケースも
✔ 相続税の計算が複雑になり、手続きが面倒に

→ 共有名義にするなら、遺言書や生前贈与も検討したほうが安心!

4. 住宅を共有名義にするかの判断基準

<項目>       <共有名義にする方が良い> <単独名義の方が良い>
住宅ローンの借入額   収入合算で増やしたい    単独で借りられる
住宅ローン控除     2人で受けたい        1人分で十分
将来の売却       売る予定がない       柔軟に対応したい
相続の簡単さ      相続人が少ない       相続トラブルを避けたい

✔ 「借入額を増やしたい」「住宅ローン控除を2人で受けたい」なら共有名義が有利!
✔ 「将来売る可能性がある」「相続トラブルを避けたい」なら単独名義の方が安心!

5. まとめ・住宅の共有名義は慎重に判断しよう!

✅ 住宅を共有名義にするメリット
• 住宅ローンの借入額を増やせる
• 住宅ローン控除を2人分受けられる
• 夫婦で公平な権利を持てる

✅ 住宅を共有名義にするデメリット
• 売却時にトラブルになりやすい
• 住宅ローンの返済リスクがある
• 相続手続きが複雑になる

夫婦の収入状況や、将来の計画を考えて「本当に共有名義が必要か?」を慎重に判断しましょう!

特に相続関係は非常に面倒です。

税関係ではメリットが大きいですけれど。