近年、テレビの存在感は一時期に比べると薄れているかもしれません。
ですが、ニュースやドラマ、スポーツを楽しむために、今でもテレビを日常的に観ているという人は少なくありません。
新築住宅を建てる際やリフォームをする際に、「テレビアンテナは必要か?」という悩みが出てくることがあります。
実は、アンテナを設置せずにテレビを視聴する方法もあり、今ではネット回線を利用した新しい選択肢が登場しています。
この記事では、アンテナ設置型とネット視聴型の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
テレビアンテナの設置費用はどれくらい?
一般的な地上デジタル放送(地デジ)用アンテナを屋根や壁面に設置する場合、費用はおおよそ5万円〜20万円が相場です。金額に幅があるのは、以下の要素によって変動するからです。
- 地域の電波受信状況(山間部や高層建築物の有無)
- 設置場所(屋根上・壁面・ベランダなど)
- BS・CSアンテナも設置するかどうか
一度設置すればランニングコストはほとんどかからず、故障や天災時を除けば維持費はほぼゼロというのが大きなメリットです。
アンテナなしでテレビを見る方法とは?
今ではアンテナを設置せずに、光回線やインターネットを通じてテレビ番組を視聴する方法も一般的になってきました。
主な方式は以下の通りです。
- 光回線(ドコモ光、auひかり、eo光など)+TVサービス契約
- ケーブルテレビ(J:COMなど)のインターネット接続オプション
- 動画配信サービス(TVer、U-NEXTなど)でテレビ番組を観る
また、自宅にWi-Fiを導入すれば、スマホやタブレットでテレビ番組を観たり、レコーダーと連携して外出先から予約・再生操作を行うことも可能です。
ネット視聴方式のメリット
1. 天候の影響を受けにくい
アンテナ方式では、暴風雨や雪の日に映像が乱れることがありますが、ネット視聴では安定した映像が楽しめるのが大きな利点です。
2. チャンネル数が豊富
契約するプロバイダによっては、BS・CSチャンネルや専門番組もセットで視聴でき、選択肢が広がります。
3. スマホ料金やNHK受信料の割引がある場合も
ドコモ光やauひかりなどでは、スマホとネットをセット契約することで月々のスマホ料金が割引されるプランもあります。また、ケーブルテレビ経由なら、NHKの受信料が団体割引になることもあります。
ネット視聴方式のデメリット
1. 毎月のランニングコストがかかる
光回線やTVサービスの契約が必要になるため、毎月の料金(5,000円〜8,000円程度)が発生します。
2. 回線トラブルで視聴できない場合も
通信障害や機器の故障によって、一時的にテレビが観られないリスクもゼロではありません。
3. セットトップボックスの操作が面倒な場合も
一部のサービスでは、専用機器を操作する必要があり、テレビの入力切替などがわずらわしく感じる方もいます。
4. エリア対応が限定される場合がある
光回線や特定のケーブルテレビは、まだ対応していない地域もあるため、契約前にエリア確認が必須です。
【結論】あなたに合った視聴方法を選ぼう
テレビの視聴方法には、アンテナ設置型とネット回線型の2パターンがあります。それぞれにコスト・利便性・障害リスク</strongなどの特徴があるため、以下を参考に選ぶと良いでしょう。
項目 | アンテナ方式 | ネット視聴方式 |
---|---|---|
初期費用 | 約5万〜20万円 | 0〜数万円(回線工事含む) |
月額費用 | ほぼなし | 5,000〜8,000円前後 |
安定性 | 天候にやや左右される | 比較的安定(ただし通信障害の影響あり) |
利便性 | 単機能 | スマホ連携、外出先操作など多機能 |
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