一般的に玄関と言えば南向きに作られていることが多いです。
北向きにあると日当たりが悪く、暗くて寒いイメージがあり、風水的にも良くないなどと言われています。
果たしてそうなのでしょうか?
メリットもあるので冷静に考えてみましょう。
また北東側にあるトイレも良くないという説も有名です。
こちらについても考察してみましょう。
北向き玄関のメリット
北向きの土地は安い
玄関は南向きという常識が浸透しているため、北側に玄関を作るしかない形の土地は不人気です。
ということは、南向きの土地に比べて安いということです。
これは大きなメリットです。
間取りのバリエーションが増える
南向き玄関の土地にこだわりすぎると必然的に間取りがオーソドックスなものに限定されやすくなります。
それ自体、悪いことではないのですが、自分たちで考えている理想の間取りが北向き玄関の方に向いているなら、北向き土地を選択しても良いのではないでしょうか。
南側にリビングが作れる
玄関が北側にあるということは、南側にリビングを作ることが可能となります。
玄関こそ日当たりが悪くなるかもしれませんが、一番長居する部屋であるリビングの日当たりが良くなるのはメリットだと思いませんか?
あまり大きな窓を作ったりすると、日当たりが良すぎて夏場暑くなる可能性はありますが……
風水的に良くないとは言いますが……
風水では玄関は外部から幸運を招き入れる場所であり、暗くて寒いのは良くないと一般的に言われています。
しかし、長い歴史の中で育まれてきた風水というのは奥深いものです。
盛り塩を置くと幸運を招くとか、黄色の物を置くことで金運を増やすことができるというように、間取りをカバーできるような風水もまたあります。
気になるなら、それらの方法でカバーすればよいのです。
北東にトイレを設置するのは良くない?
一方、鬼門である北東側にトイレを設置するのは良くないという説を一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
言うまでもなく、これは迷信です。
そもそも風水が作られた古代には、家の中にトイレはありませんでした。
かつてトイレが外に作られていた時代、例えば冬場に酒を飲むと当然夜遅くにトイレへ行きたくなるわけですが、その際、冷たい北風に吹かれて血圧が上がり、倒れる人が多かったと言われています。
このことが誇張されてできた説というのが有力です。
また、風上にトイレがあると、昔は汲み取り式トイレでしたから臭いの問題もありましたし、疫病の心配もありました。
これも一説かと思われます。
現代の屋内にある水洗トイレなら問題ないでしょう。
そもそも有名な風水師のDr.コパ氏も「トイレは家のどこに置いても良くない」とおっしゃっています。
トイレに限らず、水回り関係すべてがよろしくないそうです。
トイレに関しては、トイレマットやスリッパ、盛り塩などでカバーせよとおっしゃってますね。
それでもこだわるなら……
それでも玄関やトイレの配置にこだわる方は、この際、とことんこだわってみてはいかがでしょう?
風水的に100点満点の間取りに挑戦してみるのです。
それもまた家作りのひとつとして楽しいと思います。
こだわりすぎて、機能的にどうかという間取りになってしまってはいけませんが……
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間取りにこだわりたい方はぜひお試しください。