PR

新築注文住宅に2階トイレはあったほうがいい?メリット、デメリット

トイレ掃除 間取り
記事内に広告が含まれています。

住宅の必須設備であるトイレ。

最近では2階にも設置し、2カ所ある家が増えています。

メリットやデメリットについて考えてみましょう。

2階トイレがあるメリット

家族が増えてもトイレの順番待ちがなくなる

最初に家を建てたときは、夫婦ふたりに小さな子どもひとりというような生活かもしれません。

ですが、さらに子どもが増える可能性が当然ありますし、もしかしたら老親と一緒に住むことになるかもしれません。

朝忙しいときなど、子どもが学校に通うようになると、仕事に行く親とトイレに入りたい時間が重なる可能性は高いです。

そんなときもう一ヶ所あれば便利なのはいうまでもないでしょう。

2階に寝室があるなら夜中のトイレに便利

悲しいことに、歳をとって来ると夜中にトイレに行く回数が増えます。

寝室が2階にある家は多いと思いますが、わざわざ一階まで降りるのは面倒ですよね?

ましてや歳をとると足腰も弱って来て、階段の上がり下がりも辛くなります。

寝ぼけていると転落するなんて危険も……

こんなとき2階トイレは便利です。

来客に気兼ねなくトイレに行ける

リビングが1階で、子ども部屋が2階という家も多いと思いますが、リビングに親の客が来ているとき、子どもの立場からすると下に降りたくないことがあります。

特に思春期の子どもはあいさつなどするのが照れ臭いものです。

ましてや、トイレに入るとなると……

こんなとき1階に降りなくても行けるトイレがあるとありがたいですよね。

病人を隔離できる

新型コロナウイルスが猛威をふるっている時代ではありますが、コロナに限らず、嘔吐するような感染症にかかった病人がいると、トイレを共有するのは良いことではありません。

こんなとき、物理的に分けてくれる2階トイレがあると隔離することが可能です。

感染症防止にも役立つわけです。

2階トイレのデメリット

メリットだらけのような2階トイレですが、当然デメリットもあります。

トイレ設置に費用がかかる

トイレを一部屋作ろうとすると、50万円から100万円の費用がかかるというのが相場です。

便器だけでも20万くらいします。

配管工事なども必要なので、当然もっとコストはかかります。

トイレなので、換気扇や窓も作る必要があります。

トイレ掃除が面倒

意外と馬鹿にならないのが掃除です。

ただでさえ手間のかかるトイレ掃除を二ヶ所もしなければなりません。

掃除をマメにしないと悪臭を放つようになります。

掃除用具やニオイ消しなども二カ所分揃える必要があります。

また2階トイレはタンクレストイレだと水圧が足りないことがあり、タンク付きトイレを選択するしかない場合があります。

となると、トイレの奥に狭くて掃除用具が届きにくい場所ができ、掃除するのが面倒になります。

掃除好きの方なら問題ないでしょうが……

トイレスペースがもったいない?

トイレを作る分のスペースを2階に用意しなければなりません。

大体、クローゼットひとつ分の広さくらいでしょうか。

トイレを作らなければ、クローゼットがひとつ作れたわけで、どちらを選択すべきかは考えものですね。

2階トイレはあまり使わない?

ライフスタイルや家族構成によって違うでしょうが、実際のところ、1階トイレに比べると2階トイレはあまり使いません。

あくまで1階トイレのスペアという感じです。

補助的な場所に50万円から100万円かける必要があるのかどうかは考えものかもしれません。

トイレの固定資産税

トイレ評点1

トイレ評点2

トイレの固定資産税についてですが、上の表のとおり、設備内容によってポイント(ほぼイコール金額)が違います。

今どきの新築注文住宅だと9割以上が洋式(水洗式)トイレでしょう。

上の表のとおり、1つ設置すれば61、900ポイントになります。

税金はこれに1.4%をかけたものになりますから、洋式便器なら1つあたり866円くらいですね。

和式にすれば安くなりますが、よほど洋式トイレが嫌いな方以外はおすすめしません。

男性の場合は立ったまま用を足したい方も多いかと思います。

スペースや費用に余裕があるなら、小便器(水洗式)を検討されてはいかがでしょうか。

37,900ポイントなので、税額にすると530円くらいです。

なお、トイレ内にタンクの手洗い以外に以下のような洗面器を設置していると、市町村によってはポイントを取る場合があります。

トイレ内洗面器

洗面器は44,600ポイントで、税額にすると624円くらいですね。

タンクの有無は固定資産税の評価に影響しません。

また、自動洗浄やウォシュレットの有無、フタの自動開閉については、基本的にポイントを取りません。

しかし、先程の表に程度の良いもの1.5という表記があるように、市町村によってはこの補正を使ってポイントを取るかもしれません。

タンクがないとトイレまわりの掃除がラクですが、水圧が弱い傾向があるので、通常2階トイレはタンクありになりますかね。

あとトイレ内の内壁をクロスに、床をクッションフロアにすると、少し税が安めになります。

タイル系を使うと高くなりますのでご注意ください。

まとめ やはり2階トイレはあるほうが便利

デメリットもありますが、総合的には2階トイレはあったほうが便利だと思います。

コストを抑えるためには、1階トイレの真上に2階トイレを作るような間取りにすれば、配管工事費用などが抑えられます。

平屋建ての住宅でも、家族の数が多いならもう一ヶ所あったほうがいいんじゃないですかね。

片方が壊れたりしても、もう一ヶ所が使えれば修理業者がなかなかつかまらないときでも焦らなくて済みます。

参考にしてみてください。