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実体験から語る。注文住宅建設に失敗したこと。防ぐコツは?

実体験
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私は2005年頃に家を建てた経験があります。

少し昔のことなので、現在と違う部分もあるかもしれませんが、いくつか失敗したなと思う実例と対策を挙げますので参考にしてください。

隣家との位置関係、間取りの失敗

エアコン室外機の風が直撃

未だに後悔しているのですが、我が家は北向きの土地を買ったこともあり、南側にリビングを作り、光を取り込めるよう足元まである大きな窓を作りました。

北向きの土地を買ったのは南向きの土地より安かったからです。

足元まである窓というのは、いわゆる掃き出し窓というものです。

ところが、いざ住んでみてわかったのですが、夏場に暑いからと窓を開けると、裏の家のエアコン室外機の風がリビングに入ってくるのですね。

それも室外機3台分の熱風が直撃します。

※以下の写真です。

エアコン室外機

窓を腰までの高さにしておけば防げたのですが、平面図である設計図面を見ているだけではわからないことでした。

※下の図は我が家の一階の間取りですが、丸で囲んだ場所の窓を掃き出し窓にしてしまったため失敗しました。

窓の失敗

いわゆる上から見下ろした図である平面図ではわかりにくいので、現地調査は念入りにすることをおすすめします。

かといって、実際ある程度住宅が建ってみないことにはわかりにくいですが。

隣家からリビングが丸見えに

私が家を建てたとき西側の土地は空き地でした。

その土地の所有者は知り合いで、しばらく家を建てる予定などないと聞いていたのですが、結局、何年かすると家が建ちました。

それ自体は仕方がないことなのですが、隣家の二階から我が家のリビングが丸見えになりました。

昼間は薄目のカーテンでも閉めておけば目立ちませんが、暗くなってきて電気をつけると丸見えです。

毎日早めに雨戸を閉める生活となりました。

また、我が家では西側に洗濯を干すベランダを作っているのですが、隣家ができたため日当たりが悪くなりました。

西日が強い日は隣に家ができて良かったと思うこともあるのですが、普段はあまりいいものではありません。

さすがにこれは防ぎようがないことだと思いますが、将来のことを全く考えていなかったのはうかつだったとは思っています。

導線の失敗……やがて家族が増えることを考えていなかった。

食材などを収納しておくのに便利な床下収納庫。

我が家では子どもたちのお菓子やインスタント食品を収納する場所として利用しています。

キッチンの一角に作ったのですが、そこは風呂や洗面所に行くときに通る場所でもありました(水回りをできるだけ固めることで建設費を安くしたからです)。

その場所は家に帰って来たとき最初に入る部屋(リビング)の入口付近でもあります。

夫婦ふたりで生活しているうちは気にならなかったのですが、子どもができて頻繁に開閉するようになると、通りたいのに通れないというようなことが増えました。

また、子どもたちは帰ってきたとき、給食の道具や洗濯に回す体操服などをカバンから出します。

それらは台所や洗面所に運ばれるわけですから、カバンを置いて作業をする場所がちょうど床下収納庫の近くにもなってしまいました。

※下の図の丸で囲んだあたりです。この場所で子どもたちがカバンを広げるので通りにくくなりました。

床下収納庫

導線には気をつけたつもりだったのですが計算外でした。

狭い通路の上に床下収納庫を作るのはやめましょう。

日陰に屋外水栓を作ってしまった

庭木に水をあげるとか、外で靴を洗うとか、車を洗うなどの用途で、屋外水栓をどこの家でも作るものですが、我が家は日陰に作ってしまいました。

庭木の近くに作ると水をやりやすいかなと思ったのですが、庭木が日陰を作ってしまいました。

水を使うと当然、周囲に水たまりができるのですが、なかなか乾かなくなりました。

結果、その周辺から虫(特に蚊)がよくわくようになりました。

どんな家でも日陰ができ、雨が降ると長く湿った場所ができるものですが、屋外水栓を使うたびに虫さされにあうのではたまったものではありません。

北向きの土地を買い、北側に庭を作ったことによる弊害です。

屋外水栓を作る場所はできるだけ水たまりができにくい場所にしましょう。

工務店との関係による失敗

営業スタッフがいまいちだった

当時、うちの夫婦も若かったこともあったためか、我が家の担当になった営業スタッフは若い男性でした。

ちなみに設計士も若い男性でした。

若い者同士合うと思われたのかもしれませんが、彼らは自分では家を建てた経験がない人たちでした。

嫌な予感は的中し、ローンの計算を間違う、約束の時間に訪問したら他のお客を相手していて待たされる、前回話した内容を相手が覚えていないなど、イライラすること多数でした。

ローンの計算間違いは本当に迷惑な話で、再契約し直すために私は車で一時間かかる実家まで実印を取りに帰る羽目になりました。

銀行にも行き直す羽目になりました。

設計士の方も、当初できると言った技法が「大工さんに相談したらできないと言われた」などという始末で頼りなかったです。

担当の交代をお願いしましたが、かなり話が進んだあとでもあったので今更交代は無理と言われました。

最終的に迷惑をかけたからと、わずかな値引きを得ることはできましたが……

先述したエアコン室外機の風がリビングを直撃する問題は、もしかしたら経験豊富なスタッフなら見抜いてくれたかもと未だに思っています。

なお、このふたりは我が家が建設されてまもなく工務店を辞めてしまいました。

ローンの計算を間違えた結果、値引きしてもらうことにしたので、彼らの給料から引かれたのかもしれません。

元々、不動産業界はスタッフの入れ替わりが激しいとは聞いていましたが、我が家のことをよく知るスタッフがいなくなったわけで迷惑な話でした。

この工務店自体も我が家が建設されて10年ほどしたら、後継者がいないという理由で廃業されました。

後継の工務店を紹介されはしましたが、まったく聞いたことのない工務店だったので、今は何かあったら別の工務店に頼んでいる状態です。

今の時代はネットで工務店の評判など調べられますから、下調べをされることをおすすめします。

まとめ・対策方法は?

営業スタッフうんぬんについては口コミを調べるしかないでしょう。

また、ウマが合わないなと思ったらすぐに交代を申し出ましょう。

スタッフが少ないような工務店が怖いなら、ハウスメーカーに注文するほうがいいかもしれません。

隣家との位置関係や間取りについては、現地調査を徹底するのが一番ですが、なかなか初めて住宅を建てる人には難しいかもしれません。

対策としては、誰かの家を見せてもらうとか、一度家を建てたことがある人の意見を聞くべきですね。

私が提示した例も参考にしてください。

もちろん初めての挑戦で完璧な家を作れる人はなかなかいるものではありませんが……

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