注文住宅の一括資料請求は便利です。
通常、何社もハウスメーカーや工務店を回るのは疲れますが、ネットでなら家から一歩も出なくても、一度に数社のプランや見積もりがもらえるわけです。
狙っている土地やメーカーがあり、建設業者が決まっているのであれば別ですが、建設費用を少しでも安くするためには複数業者の見積もりを取るのが基本です。
ですが、個人情報の入力が必要なので不安もあると思います。
そこで、失敗しないためのコツをいくつか挙げさせていただきます。
連絡方法をメールだけと限定する。
資料請求をする以上、個人情報を入力するフォームが必ずあります。
住所、氏名、電話番号などを入力することになります。
その後、業者側は電話連絡を入れてきて、いくつかの確認事項を聞いて来ます。
近くの業者なら、今住んでいる家やアパートにまでやってくるかもしれません。
その際、しつこい勧誘がある可能性があります。
業者側はその道のプロですから、直接話してしまうと断りにくい雰囲気に追い込まれてしまうかもしれません。
これを避けるために、初めから「電話連絡は受け付けません」と入力しておくことをおすすめします。
近くに業者の営業所などがあるなら「訪問もお断りします」と入力しておきましょう。
「電話連絡をしてきた業者は候補から外します」とまで入力してもかまいません。
はっきり書くのは気が引けるということなら、「仕事が忙しいので普段電話を取ることができません」とでも入力しましょう。
だから「連絡はメールでお願いします」と入力するわけです。
メールなら直接顔を合わせることも声を聴くこともありませんから、あとで断りを入れる際にも気が引ける気分が軽減されます。
しかし、この一文を入れることによって、いくつかの業者は何の連絡もしてこないかもしれません。
それが本命の業者なら残念かもしれませんが、逆にいえば、連絡がなければそれまでの業者と割り切ってしまいましょう。
個人情報だけ取られて不愉快な気分になるかもしれませんが、割り切ることも重要です。
ちなみに私が家を建てた時代(2005年頃)は、まだこのようなサービスがありませんでした。
そこで業者のホームページを見て、5社ほどにメールを送ったのですが、返事があったのは3社だけでした。
忙しいのか、お高くとまっているのか、こちらを冷やかしと見たのかはわかりませんが、普通に連絡を入れても返事さえない業者は昔からあります。
縁がなかったと割り切ることも重要です。
こちらの狙いを正確に伝えることも重要です。
連絡がない業者側をすべて不誠実と考えるのも一方的でフェアではありません。
こちらの本気度が伝わっていないと業者側から冷やかしと見られても仕方がない部分もあります。
それだけにこちらの狙いがどこにあるのかを伝えることが重要になってきます。
家を建てたいという気持ちはもちろん本気だと思います。
ですが、まだどういう家を建てたいのか具体的に決まっていない段階だと業者側も困ってしまいます。
木造なのか、軽量鉄骨造なのか、平屋なのか2階建てなのか、二世帯住宅を考えているのか、どれくらいの面積の家を考えているのか、どんな設備がほしいのか、およその予
算はどれくらいか、それくらいの情報を提供するべきだと思います。
特に間取りプランを作成までしてもらう資料請求サービスに対しては、ある程度の情報を与えておく必要があります。
いきなり「間取りプランと見積もりがほしい」とだけ、漠然とした請求をされても業者側だって困惑します。
結果、未回答だったり、テンプレート的な資料しか送られて来なければ、思い切って請求をした意味がありません。
どのサービスでも以下のように希望プランを入力する画面がありますので、入力例のように具体的な希望を伝えましょう。
こちらが本気だとわかれば、たとえ「メール回答しか受け付けません」としたところで、複数の業者が資料を送ってくるはずです。
そのためにはあらかじめ各業者が得意とする工法などを調べておいて、業者を絞って請求する方法が良いでしょう。
ただし、本当に漠然としたことしか考えていなくて、どこの業者にしたらいいのか、どんな形の家がいいのか決まっていないというなら、業者ごとの得意とする工法が記さ
れたパンフレットが請求できるサービスがありますので、まずはそちらを利用しましょう。
こちらに関しては「予算をこれくらいで考えているけれど、どの工法がいいか迷っている」という表現でもかまわないと思います。
また、家を建てるにあたって、どこから始めたらわからないというのなら、無料で相談に乗ってくれるサービスもあります。
以下のサービスなら、家を建てる手順から自分にあった注文住宅会社を選んでくれるところまで教えてもらえます。
ご利用ください。
まとめ ネットは怖い? 直接訪問しても同じことです。
ネットで資料請求をするとなると相手の顔が見られないから不安だと思われるかもしれません。
ですが、実際にいくつかの業者を回って、相手と直接会ってしまうと断りにくい雰囲気ができてしまうのも事実です。
となると、どこかひとつに絞った際、その他の業者には断りを入れないといけないわけで……気が重くなりませんか?
それなら、ネットで資料請求をして業者を絞っていくほうが心が痛みません。
個人情報を伝えなければならないのは、ネットだろうが実店舗を訪問しても同じことです。
もちろん、ネットで資料請求をしたとしても、最終的には一社に絞ることになります。
そのときは業者の営業スタッフと会うことになるでしょう。
一度も会わずに家を建てるのは極めて難しいです。
実際に会ってみた営業スタッフがメールのときと印象が違い、合わないタイプと思ったらそこで断るのもひとつの手段です。
資料請求は業者に対する書類選考みたいなものと考えてみてはいかがでしょう?
資料を見て、いいなと思った業者と会うのが最終面接というわけですね。
少し思い上がった考えかもしれませんが、数千万単位の人生で一番高い買い物をするわけですから、それくらいのスタンスでいてもバチは当たらないと思います。
まずは以下のバナーをクリックするところから始めてみてください。
ちなみにこちらのサービスだと、あらかじめいくつかの質問に答える形式になっています。
地域や土地の有無、一世帯か二世帯か、どれくらいの大きさの家を建てたいか、予算はどれくらいかというところまでが選択方式になっているので、希望が伝わりやすいです。