注文住宅を契約するときに支払う「手付金」。
✔ 相場はどれくらい?
✔ 支払ったお金は返ってくる?
✔ 高すぎる場合は交渉できる?
今回は、注文住宅の手付金の相場や注意点を詳しく解説します!
手付金とは?
手付金とは、住宅を契約する際に支払うお金のことです。
✅ 手付金の役割
• 売買契約の証(契約を成立させるため)
• 契約解除のための保証金
注文住宅の場合、手付金は「工事請負契約」を結ぶ際に支払います。
✔ 売買契約の手付金(建売住宅など)とは異なる
✔ 支払ったお金は、最終的に工事代金に充当される
このお金は単純に相手の儲けになるわけではなく、建築申請などを行うための費用などに使われます。
業者側に対する保証金的な意味もあり、こちらが一方的にキャンセルなどすると返っては来ません。
基本的に現金払いです。
しかし、一部の銀行などではローンの一部に組み込むことができるようです。
手付金の相場はいくら?
手付金の金額は、契約する会社によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
建築費用 手付金の目安
1,000万円 50万円〜100万円
2,000万円 100万円〜200万円
3,000万円 150万円〜300万円
✅ 相場は建築費用の5%〜10%程度が目安です。
✅ ハウスメーカーや工務店によって異なるため、契約前に確認が必要です。
手付金が高すぎる場合は交渉できる?
✔ 法律上、手付金の上限は「工事請負契約金額の20%まで」と決められています。(宅地建物取引業法)
✔ 10%以上を請求された場合は、減額交渉も可能です。
💡 交渉のポイント
✅ 「一般的な相場より高い」と伝えて交渉
✅ 「ローンの都合で支払いを抑えたい」と相談
✅ 工事の進捗に応じて分割払いできるか確認
→ 不安な場合は、契約前にしっかり話し合いましょう。
手付金は返金される?契約解除時のルール
手付金は、基本的に以下のようなルールで扱われます。
施主(家を建てる側)が契約解除 → 手付金は戻らない(違約金として業者が受け取る)
業者側が契約解除 → 手付金は全額返金+同額を補償
住宅ローン審査が通らなかった → 事前に「ローン特約」があれば全額返金
✅ ローン特約がある場合、住宅ローンが通らなければ契約解除OK!
✅ 施主側の都合でキャンセルすると手付金は返金されないので注意!
→ 契約前に「ローン特約」があるか必ず確認しましょう!
手付金を支払う際の注意点
注文住宅の手付金を支払う際に、気をつけるべきポイントをまとめました。
1.契約書に「手付金の扱い」を明記してもらう
✔ 契約解除時のルール
✔ 支払った手付金が工事代金に充当されるか
→ 曖昧な場合は、必ず確認!
2.住宅ローン審査を事前に済ませておく
手付金を支払った後にローンが通らないと、最悪の場合契約解除となり、手付金が戻らないことも……
→ 事前に住宅ローンの事前審査を済ませるのが安心!
3.手付金の金額が高すぎる場合は交渉する
✔ 相場より高額な場合は、減額交渉が可能!
✔ 「支払い時期を工事の進捗に合わせてほしい」と相談もあり!
→ 不安な場合は、別のハウスメーカーや工務店も検討しよう!
まとめ・手付金の金額や契約内容をしっかり確認しよう!
✅ 注文住宅の手付金は、工事請負契約時に支払うお金
✅ 相場は建築費用の5%〜10%(法律上の上限は20%)
✅ 契約解除すると、施主側の都合なら手付金は返金されない!
✅ ローン特約をつけることで、ローンが通らなかった場合は返金可能
✅ 手付金が高すぎる場合は、交渉して減額できる場合も!
注文住宅は大きな買い物なので、契約内容をしっかり確認し、納得してから手付金を支払いましょう!